肩こりの不安と安心

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肩こり

肩こりで悩む方が増えています・・・

現代社会は、肩こりになる危険がいっぱい!


●筋肉は疲れると硬くなる

長時間のデスクワークや車の運転で、
肩こりになることがあります。

同じ姿勢を続けたり、特定の筋肉ばかり使い続けると、
筋肉の中では酸素が不足し、乳酸が作られています。

この乳酸は筋肉を硬くするので、
コリやだるさを感じるのです。

●血行不良が筋肉をさらに硬くする

疲労により硬くなった筋肉は近くを通る血管を圧迫し、
血行不良で発生した乳酸等が流れ出なくなります。

すると、筋肉への酸素量が減り、
さらに乳酸が作られるというわけです。

この悪循環こそが、
筋肉をカチカチにする仕組みなのです。


だから、入浴やマッサージをすると
血のめぐりが良くなり肩こりも改善されるのです。

 

●末梢神経が傷ついている


マッサージが効かない、すぐにコリが出る
ということはありませんか?

その原因としては末梢神経の傷が考えられます。

硬くなった筋肉や、溜まった乳酸等の刺激により、
近くを通る末梢神経も圧迫され、傷つきます。

末梢神経は、痛みやしびれを脳に伝える神経なので、
圧迫されたり傷つくと、そこに違和感が生じます。

それがコリや痛みとして感じられるのです。

◆具体的な原因

<日常の生活習慣>

パソコンで肩こり

1:同じ姿勢でのデスクワーク

同じ姿勢で長時間パソコンに向かっていると、
首や肩周辺の筋肉に緊張が続き、肩こりになる。

2:眼精疲労

パソコンやスマートフォンなどによって、
長時間、目を酷使したり、メガネの度が合わないなど
慢性的な目の疲労が、肩こりに繋がる場合があります。

3:運動不足による筋肉疲労と血行不良

日常的に運動不足になると、普段使わない筋肉が増え、
すぐに筋肉の緊張や疲労が起こり、肩こりとなります。

さらに、運動不足は血行不良にもなるため、
肩こりがさらに起こりやすくなります。

4:ストレスによる緊張

肉体や精神にストレスを受けると、
自律神経は防御反応を起こしますので
筋肉を緊張させる働きが活発化になります。

肩周辺の筋肉が緊張すると肩こりになります。

さらに、連日ストレスにさらされ筋肉に
過剰な緊張状態が続くと肩こりは慢性化します。

5:寒さによる肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れ

寒い場所や冷房の効いた部屋でずっと過ごすと
体に不自然な力が入り、筋肉が緊張します。

さらに、自律神経の乱れを引き起こすために、
筋肉の緊張が強まり、肩こりとなります。

これら生活習慣による肩こりの場合、肩こりは一定ではなく、
ひどくなったり軽くなったりしますので、対処もしやすいです。


基本は、
血行を良くし、筋肉のコリをほぐすことを第一に考えましょう。

また、生活習慣、特に普段の”姿勢”を見直してください。

・猫背になっていませんか?
・同じ姿勢を長くやっていませんか?
・体の重心が左右どちらかに偏っていませんか?
・じっと室内に閉じこもっていませんか?
・運動は意識して行っていますか?
・ストレス発散を意識して行っていますか?

<肩こりをともなう疾患>

生活習慣ではなく、病気または炎症による肩の痛みの場合があります。
考える女性

1:四十肩、五十肩

正式名称は『肩関節周囲炎』といいます。

加齢にともない、肩関節とその周辺の組織が
慢性的な炎症を起こすと、腕を上げたり、
腕を後ろに回す動作が痛みで制限されます。

両肩が同時になることは、ほとんどありません。

2:変形性頸椎症

加齢とともに、首の骨と骨の間をつなぐ
『椎間板』の弾力が減少し、椎間板に
接している椎骨がトゲのように変形します。

このトゲが、脊髄神経を圧迫して、
首や肩、腕などの痛みとなるのです。

3:その他の原因

他の疾患が原因で、肩のコリや
痛みが起きる場合があります。

代表的な疾患としては、
頚部椎間板ヘルニアなど直接の原因や
高血圧症、低血圧症、狭心症、心筋梗塞、
更年期障害、腫瘍などの間接的なもの。
病院検査笑顔



肩の痛みが、継続して続き、
マッサージをしても
入浴でも取れず
「首の筋肉のコリではない」
と思われるなら、すぐに病院で
検査してもらいましょう。

その場合、まずは整形外科で
看てもらうと良いですヨ。

お大事に・・・

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